夢と目標の違い

「夢」とは、まるで空に浮かぶ星を眺めているようなものだ。
そこに階段が架かるとき、「夢」は「目標」に変わる。
 
 
「夢」である時は、星との距離が分からない。
近いようでもあり、遠いようでもある。
星を掴みたければジャンプするしかない。
一度ジャンプして届かなければ、またジャンプする。
いくらジャンプしても絶対に届かないとしても、それに気づくこともない。
そして、毎回着地する位置は変わらなし、いずれジャンプすることさえやめてしまうかもしれない。
 
星に階段が架かるとは、星までの距離を知るということ。
星を掴みたければ、階段を一歩一歩登って行くしかない。
それが「夢」が「目標」に変わる瞬間だと思う。
 
ただ、星までの距離を知る為には、現実を受け止めて、挫折を経験しなければならない。
そして、階段が架かった時、たぶん、思ったよりも途方もなく遠いことに気づくはずなんだ。
 
階段を登っていけば着実に星には近づくことは出来る。
もちろん辿り着けるとは限らないけれど、一歩一歩登っていくことで見える景色もある。
ただジャンプし続けるよりも、遥かに高いところへ行ける。
 
hijiri