「独りじゃない」ということ

『独りじゃない』というのはなんと力強いことか。
 
大人になるとは、独りで生きて行く力を身につけるのではなく、独りじゃないということを認識する為。
そして、他の誰かに「独りじゃないよ」と言ってあげることなんだ。
 
思えば、子供の頃は周りのひとに感謝することはあまりなかった。
それが当然と思っていた訳でもなく、ただ認識することがなかった。
 
勝手に孤独を感じ、早く大人になって独りで生きられるようになりたいと思う事もあったかもしれない。
 
そして大人になった。
年齢を重ねていくごとに知識や経験が増えて、生きる術を身につけていけるはずなのに。
なぜだろう。
独りじゃなにも出来ないということにも同時に気づいてしまった。
 
ひとは誰も独りじゃ生きられない。
 
ひとは誰もが孤独だ。
 
どちらも本当だけど、「独り」と「一人」は違う。
 
そんな日常にあって、「独りじゃない」と認識する瞬間は、なんと力強く、暖かいことか。
 
hijiri
 
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10/26 Tue
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hijiriは20:45?歌うよ。