『CSSは外部ファイルに記述する』というのは、もはや説明不要の常識ですね。
WordPressにおいても、CSSはテーマフォルダ内の style.css に記述します。
しかし、WordPressの投稿記事内のCSSについては、インラインで書いた方がよさそうです。
例えば、投稿記事内で以下のように装飾したい場合。
ここは超重要だから強調しとくよ
投稿記事内のCSSも、テーマフォルダ内の style.css に記述するならば、こうなります↓
> 投稿記事
<span class="important">ここは超重要だから強調しとくよ</span>
> style.css
.important { color: white; background: red; font-weight: bold; }
とりあえずはこれでいいです。
しかし、この方法には難があるのです。例えば、
・投稿記事内で固有に使うCSSを、テーマフォルダ内の style.css に書いていくと、記事が増えるに従って style.css 内が煩雑になっていく。
・テーマを変更した場合、style.css も差し替わるので、投稿記事内のCSSは解除されてしまう。
・WordPressで構築したWebサイトの運用をクライアントに投げる場合、そもそもクライアントはCSSをインラインで記述するしかない。
といった具合です。
よって、h3など、汎用的に使う要素以外、投稿記事内のCSSはインラインで書くべきだと思います。
WordPressの仕組みからも考えてみましょう。
WordPressは、コアファイル、データベース、テーマ の3つの独立したものが組み合わさって出来ています。
コアファイル | テーマ | データベース | これなに? | WordPressのプログラム本体 | テンプレート | 投稿記事など |
---|---|---|---|
独立してる? | WordPerssのバージョンアップで差し替わる | テーマの変更で差し替わる | 投稿記事の投稿/編集/削除で差し替わる |
だから | いじらない | CSSはテーマフォルダ内の style.css に記述する | CSSはデータベース内(インライン)に記述する |
それぞれが独立しているがゆえに、要素とCSSは同じところに書いておいた方がいいのです。
という理由から、WordPressの投稿記事内のCSSはインラインで書くべし!です。
Comments
post.phpで投稿記事用CSSを読み込めば分離できるだろ? インラインとか馬鹿じゃねーの
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