「詳解WordPress」レビュー

先日、プライム・ストラテジーの大曲さんから、「詳解WordPress」(オライリー・ジャパン/同社著)をいただきました。ありがとうございます^^

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O’Reilly Japan – 詳解 WordPress

ということでレビューします。

内容は、初心者向けではなく完全に開発者向けです。

日頃WordPressを用いたWebサイト、Webシステムを制作、構築しているプログラマー、フロントエンジニア、WebデザイナーなどのみなさんがWordPressを一歩踏み込んで理解し、活用するための書籍です。

対象者は、WordPressの基本機能を把握していることはもちろん、HTML, CSS, JavaScript, PHP, MySQLに加えて、基本的なサーバの知識があることが前提となっています。
いわゆる、”ノンプラグラミングでもできるWordPress!”とか”初心者でも簡単テーマ作成!”とか、そういう類の書籍ではございませんッ。(技術的な知識がゼロの人が読んだら4ページ目くらいでついていけなくなります)

WordPressは5分インストールCMSとも呼ばれている通り、プラグミングの知識がない人でも簡単にブログやWebサイトがつくれてしまいます。それは、CMSとしてはよいところでもありますが、仕事としてWordPressでのWebサイト構築、システム開発を生業にするならば、WordPressの本質的な仕組みを深く理解して、素人との差別化を図らなければだめですよね。その手助けになる書籍のひとつではないでしょうか。

その中身ですが、

2章では、WordPressの仕様と構成、データベース構造、基本機能の解説がされています。
すでにWordPress開発をしてきた人にとってはおさらい的な内容。通読しておくといいと思います。

3章では、WordPressの実行プロセスが解説されています。
クエリやリライトルールなど、テーマやプラグインをより深く開発するための手助けになると思います。

5章では、セキュリティ対策について解説されています。
WordPressはオープンソースなので、企業等に提案するときにはセキュリティ対策をどのように考え対策しているかを示せるかが重要なポイントになってきます。そのための手法やセキュリティ対策が解説されています。

6章では、スケーラビリティとパフォーマンス向上施策について解説されています。
WordPressは動的なアプリケーションなので、バックエンドがボトルネックになることが多いです。
月間PVが数百万を越えるような高トラフィックなサイトを構築する際には、サーバの構成や設定を最適化したり、パフォーマンスをシビアに検討改善していくことが重要なポイントとなります。その構成例やボトルネックを検証する手法について説明されています。

ということで、WordPress開発者は一度通読されるとよいでしょう。
新しい気づきや、体系的な理解を深められると思いますよ。